組織のできない8割の人に行動してもらう方法!

      2016/11/27

今回ご紹介する本は石田淳さん著の「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」です。

 

石田さんは行動科学マネジメントの第一人者で、その種の著書を数多く世に送っておられます。

 

行動科学マネジメントによって組織のできない8割の人の行動が実際にどう変わっていくのか?

 

組織のリーダーをしている人に、是非本の内容を参考にして頂きたいものです。

 

行動科学マネジメントとは?

・本書の理論は行動分析から生まれた

 

・行動分析に基づくマネジメントは日本ではあまり知られていらないが、アメリカでは大企業、600社以上が導入している
→ボーイング、NASA、クライスラー、フォード、ウォルマート、など

 

・企業のできないとされる8割の人のパフォーマンスをいかに上げていくかを一つのテーマにしている

 

・行動分析は精神的メソッドではなく、行動に焦点を当てるのが鉄則
目に見える行動を研究して問題解決に役立てる手法で、その効果は1930年代初頭から何千もの実験と研究によって認められている

 

「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」で著者が最も伝えたいこと

・結果を変えるには、行動しかない

 

・行動の積み重ねが結果を生む

 

・行動の結果が次の行動を決める

 

・よくできる一部の社員を大切に扱うよりも、下の8割を引き上げたほうが生産性ははるかに高くなる

 

・結果を出すための行動を発見するのがリーダーの仕事

 

・仕事を楽しく、生産性を高くできるかどうかは、作業内容によって決まるのではなく、仕事を取り巻く環境や条件によって左右される

 

・部下が何故仕事ができないかは、
→仕事のやり方が分かっていない
→仕事のやり方が分かっているが、継続できない
の二つだけである

 

組織のできない8割の人に行動してもらう方法!「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」の読書まとめ

本書の中で数ある行動科学マネジメント理論の中で自分なりに興味が強かった部分をご紹介いたします。

行動の消去とは?

行動が減ることを「消去」という
わかりやすい例で言うと、
→自販機でお金を入れても缶ジュースがでてこないとき
→人はもう一度やってみるかもしれない
→しかし、それでもダメだったら別の場所で買う
→二度とそこの自販機を使用しなくなる

 

これが行動の消去

 

この行動の消去は多くの職場で発生している問題

 

熱心に働いている人が誰にも評価してもらえない

 

これはリィンフォースという強化(褒めることや褒賞すること)をされていないことだから、その人は行動をやめてしまう
反応がないことへの行動は続かないということ

 

パフォーマンスに関する問題は、多くの場合、「上司が何をするか」が原因ではなく、上記のように「上司が何をしていないか」かが原因という場合が極めて多い

 

ABCモデルとは?

行動分析にはABCモデルという、人の行動を論理的に説明する概念がある

 

ABCモデルは先行条件、行動、結果というサイクルで考える

 

→Aとは先行条件(Antecedent)
→Bとは行動(Behavior)
→Cとは結果(Consequence)

 

問題行動を変えようとするとき、ABCモデルによって現状を分析することが大変役に立つ

 

人がなぜある方法で行動するのか、それを科学的に理解すると、最小限のコストで最大限の効果を発揮するマネジメントを構築できる

 

例えば、
→スナックを勧められた(先行条件)
→一つ食べる(行動)
→とても美味しかった(結果)
となる

このとても美味しかったという「結果」が、再び「先行条件」となってもう一つ食べるという次の「行動」を生む
人はこういうことを日常的に繰り返している

 

つまり、望ましい結果が得られることを学習したときに、人は同じ行動を繰り返そうとする、ということ

 

部下が自発的に繰り返し行動をすることにより大きく影響するのは、行動をしたあとの「結果」である

 

ここで具体的に学習させる一つの手法として、小さな目標、「サブゴール」を作ってやること、がある

→小さなサブゴールを超えると達成感が生まれる
→達成感はABC分析のC=結果に相当する部分
→これを得ると同じ喜びを味わうとして、次のサブゴールに果敢に挑戦するようになる

 

大きなゴールへ至るには、このサブゴールが大きな効果を発揮する

 

このサブゴールをはじめ、行動をするうえでの達成感や充実感を得られること(行動を褒めるなど)を、会社や上司が大きな目標までの間に、いかにうまく組み込みこむかで、組織の8割の人の行動が望ましいものに変わってくるということ

 

読書感想

本書では、「行動をする」の定義として、
計測できる
観察できる
信頼できる
明確化されている
という4つの原則によって「行動」と呼んでおりました。
つまり具体的であるということです。

 

行動科学マネジメントのように、たくさんの技法がありますが、自分の経験からすると、なんといっても上記の行動するという条件を簡単にクリアできるが「宣言」だと思います!

 

人を巻き込んで自分のやることを宣言すれば、計測、観察、信頼、明確化という行動する条件がすべてそろいますよね。

 

またABCモデルの理論も、自分の経験に照らし合わせると、
A(先行条件)→ブログの連続投稿をすすめられた

B(行動)→継続してやってみた

C(結果)→賞賛などの反応があり、自信がついた
そして、Cの結果のおかげで、そのCの結果がAの先行条件になる、
という好循環を生みました。

 

行動の結果が次の行動を決める。

 

今は著者が強調されていた言葉を身をもって実感できております!

 

これからもこの好循環を続けてどんどん行動をしていきたいと思います。

 

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