部下をやる気にさせて行動を変える方法!

      2016/11/27

今回ご紹介する本は舞田竜宣著の「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」です。

 

本書には行動分析学という行動を科学的に分析して、人の行動を促す技術やノウハウがたくさんつまっていました。

 

会社や組織で周りの人を動かす立場にある人に是非参考にして欲しい内容となっております。

 

行動分析学とは?

・行動の理由を解明する心理学

 

・性格や人格に原因を帰さない

 

・人や組織の行動を変えることができる

 

・行動分析学は教育、家族関係、環境問題、スポーツのコーチング、医療、看護、リハビリテーション、動物のしつけやトレーニングなど、様々な分野で研究が行われている

 

「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」で著者が最も伝えたいこと

・人は変われる

 

・行動分析学は、実践のための心理学と言っても過言ではない
・人がある行動をとるのは、その人の性格や人格のせいだというのは、間違いである

→行動分析学で客観的に見れば、それは違うことに気づく
→それは「レッテル」という決めつけを貼っているに過ぎないから
→誰しもが、時と場合によって、とる行動は違ってくる
→行動分析学は、人に「レッテル」を貼って終わりではなく、こうすれば人は変われるという具体的な戦略を示すもの

 

・行動分析学によって、
→上司として、良い部下を育てる
→部下として、上司を変えたい
→人として、自分を磨きたい
→親として、良い子を育てたい
などが可能になる

 

部下をやる気にさせて行動を変える方法!「行動分析学で社員のやる気を引き出す技術」の読書まとめ

人の行動を決定付ける原理は、行動分析学でいうところの、「強化」、「消去」、「弱化」の3つしかない

このたった3つの原理で、人のすべての行動は分析し、予測することができる
・強化とは
→ある行動をした直後に、
→良いことがある(心地よさや、苦痛からの解放)と、
→その行動をもっとするようになる、こと

 

・消去とは
→ある行動をした直後に、
→何も変わらない(心地よくもならなければ、苦しみからの解放もない)と、
→その行動をしなくなる、こと

 

・弱化とは
→ある行動をした直後に、
→嫌なことがある(不快や苦痛を感じたり、心地よさが失われる)と、
→その行動をしなくなる、こと

 

・行動のきっかけとなる刺激
→言語的指示
→モデリング
→身体的誘導
の3種類がある

 

→言語的指示とは、正しい言葉によって促進すること
「こうやってみなさい」、「こうしてみたら」など

 

→モデリングとは、モデルを見せる、模範を示すこと
ゴルフで言うなら、プロのスイングを見せたりすること

 

→身体的誘導とは、文字通り手取り足取り教えること
身体に触れながら指導するようなこと

 

山本五十六の名言から見る、人を動かす技術

「やってみせ、言ってきかせてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」
この名言には行動分析学的に人を動かすエッセンスが凝縮されている

 

やってみせ→モデリング
言ってきかせて→言語的指示
させてみて→行動(試行)
褒めてやらねば→強化
人は動かじ→行動(定着)

 

・ルール支配行動
あらゆる生き物の中で、人間だけが明日のために今日を生きることができる
そこにはルール支配行動というものがあるから
ルールには、明文化されたものも、慣習的(見えないルール)あるが、内容が明確で適用されることが確実なものほど行動に与える影響は大きい
これはスポーツで考えるとわかりやすい
ルールが不明確で、何をすれば得点につながるかわからないような競技で、まともに動けるわけがない
こうやって、スポーツで考えるとすぐ分かることを、職場で案外やってしまっている
つまり、ルールを明確にしないまま、ただ頑張れなどの発破をかけているようなこと

 

行動の基本となるABC分析とは?

ある状況(先行条件)下で、行動をしたときに結果がどうなるか、という切り口から行動を分析する

 

→Aとは先行条件(Antecedent)
→Bとは行動(Behavior)
→Cとは結果(Consequence)

 

簡単な例で言うと、
A先行条件→偉い人が集まる会議で
B行動→突拍子もないアイデアを言うと
C結果→白い目で見られる

 

この空気が当たり前になると誰も突拍子もないことを言わないという保守的な文化になる
これはどの会社でもよくあること

 

この組織文化が変わるには、
A先行条件→偉い人が集まる会議で
B行動→突拍子もないアイデアを言うと
C結果→面白がられる

 

という具合にCの結果の部分を幹部や上司達が突拍子もないアイデアに対して、「面白がる」という見方をするのが当たり前になれば、何か新しいことをやってみる行動が組織に習慣化されることになる

 

読書感想

この他にも行動分析学による、様々な技法が数多く実例と共に掲載されていて、実践で使えそうなノウハウが詰まっておりました。

 

ルール化、堅い言葉ですが、職場や組織には必ず必要なことだと、本書を読んで感じました。

 

本書でのスポーツに例えた話しがわかりやすく、たしかにルールがなければ、人はどう動けば良いかわからないと思います。

 

会社の組織も同じで、ルールとまではいかなくても、細かいわかりやすい指示、決まりごとは会社側やグループの上司がキッチリ決めることが必要だと思います。

 

いちいち言わなくてもだいだいわかるだろう、が一番危険なんですよね(^_^;)

 

それは普段の何気ない声かけや褒めることも同じことだと感じました。

 

よく夫婦間でもあるお話しですよね(^_^;)

 

強化、消化、弱化という行動の原理を知ると、自分の置いている環境がいかに重要かがわかります。

 

要するに人は流されやすいんですよね。

 

だから意識の高い人との付き合い、意識の高い人がいる場所、環境が必要になってくる。

 

めっちゃシンプルですね(^^)

 

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