行動を振り返ることが具体的な行動につながっていく!

      2016/11/27

今回ご紹介する本は、島宗理さん著の「パフォーマンス・マネジメント~問題解決のための行動科学分析~」という行動分析学の手法を実際に実践した数多くの実例をまとめて紹介、解説した本となっております。

 

ただの理論のみではなく、一つ一つの実例をストーリーにそって、理論と解説を組み合わせていたので、すごく読みやすく、内容が入ってきました。

 

パフォーマンスマネジメントとは?

パフォーマンスマネジメントとは、個人や企業、社会が抱える問題を行動分析学にもとづいて解決する方法です。

 

行動分析学のおさらい

これまで何度か行動分析学についてのご紹介をしてまいりました。
ここで行動分析学で特に重要な用語の説明をおさらいしておきます。

 

→行動随伴性
行動の原因を分析する枠組みで、行動とその直後の状況の変化との関係をさす

→強化
行動が強くなり、行動が繰り返し起こり、行動の変化が増えていくこと
例えばこたつに手を入れて「温かくない」→「温かい」という具合に状況が変化する
これを一度経験すれば、また同じ行動を繰り返す、といったこと

→好子
行動の直後に提示されたときのその行動を増大させるように機能する刺激や出来事のこと
例えば美味しい食べ物や飲み物を口にするとまた食べたり、飲んだりすること

→嫌子
ある行動の直後に提示されると、その行動の頻度をさげるもの
例えば生徒が授業中におしゃべりをしたときに、先生が叱り、その後に生徒のおしゃりがなくなる、というようなこと

このように、行動を増幅させる嬉しいことを「好子」、減少させる嫌なことを「嫌子」という
(厳密には好き、嫌いでないこともある)

 

行動を振り返ることが具体的な行動につながっていく!「パフォーマンス・マネジメント~問題解決のための行動科学分析~ の読書まとめ

本書は行動分析学の用語や意味を理解していることを前提として、用語を普通に使用しながら、すべて実例を紹介した内容になっております。

 

恋愛、職場、教育など15あった様々な実例より、自分が興味を特にもった話しを一つだけピックアップしてみました。

 

人生のマネジメントの話し

英語を話せるようになりたいという庄野さんという方にパフォーマンス・マネジメントを使って、どういう変化を起こしていったかというストーリー

 

この庄野さんに行動分析学を学んだ上澄さんという方がパフォーマンス・マネジメントを活用した実例

庄野さんは英語を勉強したいというが、忙しくて時間がないという
こういった先延ばしには、必ずと言っていいほど都合の良い言い訳が存在する

 

庄野さんにはまず、英語を話せるようになるという目的が庄野さんにとってどれだけ重要かを考えてもらった

 

庄野さん「海外に出張して、色んな国の人達と触れ合いながら働きたい」

 

庄野さんには立派な理想があった

 

次に、仕事で成功して、人生で達成したいことをいくつか挙げてもらった

 

その中で英語を話せるようなることがそのリストの中でどれだけ重要かを考えてもらう

 

例えば1週間に3日、仕事が残っていても定時には退社して、英会話スクールにいくだけの価値があるかを問う

 

庄野さん「それはできない」

 

それなら、週に一度ならどうか?、あるいは、週末に家族と過ごす時間を3時間だけ犠牲にして英会話の勉強に費やすことはできるか?を問う

庄野さん「それなら、ゴルフの打ちっぱなしにいくかわりの時間なら作れそうだ」

 

これで庄野さんの優先順位が決まった
仕事は犠牲にできないが、ゴルフの練習よりは大切で、そして3時間なら時間を作れるということ

 

ここで重要なことは、優先順位を決めるときに行動を振り返って何をしないかを先に決めるということにある

次に目標を具体的にする

 

庄野さん「NHK教育テレビの英会話Ⅰという番組でやっている英会話はできるようになりたい」
これが庄野さんにとっての達成目標となる

 

そして、その番組を観て勉強するというのが行動目標となる

 

ただし、ハードルの高いことをいきなりやりだすと、挫折してしまう

 

そこで英会話Ⅰの番組の英会話ができるようになるという大きな目標にむけて、小さな目標を設定しておく

 

ここでは、違う簡単なミニ英会話の番組で毎日最低10分勉強することを小さな目標に設定した

 

それを続けて、大きな目標である、英会話Ⅰという番組で勉強する、を半年後にその番組を観て理解できるかどうかで評価する

 

ミニ英会話は毎日同じ時間、同じ場所ですること

 

ここで大事なのが、この同じ条件でやるというところ

毎日行う何かの習慣にひっつけて新しい習慣をひっつけるのがとても有効である
いつもの習慣の行動がきっかけになるということ

 

最後にパフォーマンス・フィードバックの仕組みを作る

 

パフォーマンス・フィードバックとは、どれだけ目標を達成しているか、一目でわかるようにする仕組みのこと

 

1年間の目標達成が一目で見られるグラフを作成し、毎日10分の英語の勉強をするたびに、その週のところにチェックマークをつけていく

 

このような夏休みにラジオ体操へいくたびにハンコがもらえるような仕組みを作る

 

シンプル過ぎて効果があるのかと思われがちだが、行動する動機付けとしては大きな効果がある

こうして庄野さんは英会話の勉強を続けられた、という話し

 

話しがかなり単調ではあるが、このエピソードの中での行動をするにあたって、重要なポイントをまとめると、

 

→大きな目標は達成できる小さな目標に切り分ける
→目標に〆切をつける
→望ましい行動を標的行動にする
→達成度を知るために記録をとる
→パフォーマンス・フィードバックをする
などが挙げられる

 

一つ一つはシンプルだが、シンプルゆえにこれらのことを愚直に行えば必ず継続した行動につながる

 

これらのことに人を巻き込めば、さらに効果が期待できる

 

読書感想

本書を読んでとにかく大事だと感じたのが、自分のパフォーマンス=行動を振り返ったり、記録をつけることでした。

 

そこから自分に合う答えを発見したり、導いていくこと。

 

自分の場合、一人では行動ができない、行動を先延ばしにするということに対して、どうすればいいか?と悩んでいたときに、あるコミュニティの中で宣言して周りを巻き込むという方法で連続投稿という行動ができた、
宣言によって、より行動できる自分を発見できたので、また宣言して行動ができるようになった、
という自分を見つけることができました(^^)

 

また家では本を集中して読む気に中々なれない、すぐベッドで寝転んでしまう、テレビをダラダラ見てしまう、という自分の行動を振り返って分析してみました。

 

どうすれば?を考えたときに、違う環境(カフェやマクド)で本を読んでみてはどうかと思いつきました。
それが当たりでした(*^^*)
当たりをみつけたので、そこにいけば確実に集中して本を読める、という自分を発見。
今は仕事帰りでマクドに通う毎日です!

 

また、部屋で集中するには?を考えたときに、テレビをつけない、ということをしてみました。
それが集中には非常に良い効果があったので、それを知ってからはテレビをつけないようになりました(^^)

 

集中するため、時間を有効に使うためには、「何をしないか」を決めることの大事さが、少しわかってきた気がします。

 

これからも行動を振り返って、行動をするための改善を日々行っていきます!

 

今回の内容はまとめるのにとても苦労しました(^_^;)

 

なんだか伝わりにくかったと思いますが、最後まで読んで頂きありがとうございます!

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