行動が早い人は仕事が早い!

      2016/11/27

今回ご紹介する本は、秋庭道博さん著の【「まず動く!」人が、仕事は9割うまくいく 】です。

 

「行動が早い」と仕事がデキる人になる、また人生そのものがうまくいく、をテーマにしたものです。

 

どんな行動を早くすることが良いのかや、行動を早くすることのメリットを様々な角度から伝えておられます。

 

テーマに合わせた名言がセットになっていて、より内容が響いてくる本でした。

 

「まず動く!」人が、仕事は9割うまくいく、で著者が最も伝えたいこと

 

・「行動が早い人」になれば、人生は好転する

・「行動が早い人」は仕事ができる

・「行動が早い人」は颯爽としていて、人や情報が集まる

・「行動が早い人」になって、周りから「あの人のようになりたい」と思われるような先達になること

 

行動が早い人は仕事が早い!「まず動く!」人が、仕事は9割うまくいくのまとめ

*行動が「早い」人は、人に信頼される

・求められているのは「早さ」
→時間をかけて100点満点の仕事をあげてくる部下よりも、80点でも一番早く仕事をあげてくる部下のほうが上司に強い印象を与える

 

・スタートが早ければ早いほど、仕事は早く終わる
→早朝出勤、事前準備、昼休み後のスタートなど、仕事の早さは単位時間の仕事量とは別の要素による

 

・仕事は上機嫌でやる
→仕事をするときは上機嫌でやる
→そうすれば、仕事もはかどるし、体も疲れない
→イヤな仕事の後に楽しみを設定する

 

・NOと言える人になる
→能力的にも、相手の要求に応えられないような仕事は、引き受けるべきではない

 

・整理整頓が行動を早くする
→ごみ溜めみたいな工場で収益が上がっている会社などない
→トイレの綺麗な会社に投資しても儲かるとは限らないが、トイレの汚い会社への投資は必ず損をする

 

・時間は正確に
→「生涯における予の一切の成功は、仕事を時機よりも常に15分早くしたからである」ナポレオン
→始めの時間だけでなく、「終わりの時間」も決める

 

・手順をよくするのは自分のため
→手順が良ければ成果があがる
→達成感が喜びにつながり、仕事の興味につながる
→周囲の評価が高まる
→仕事に対する自信、職業に対する自信、人生に対する自信もついてくる

 

*相手の気持ちや立場を察するのが「早い」人は人を満足させる

・お礼や連絡は、早くする
→頂きものでも、こちらが頼んで送ってもらったものでも、受け取ったらすぐにそのことを連絡する

 

・相手を待たずに、自分から行動する
→仕事が早い人は自分から行動する
→「〜してやっている」という発想では、決して発展的な仕事はできない

 

・結論は早く出す
→結論は早く出したほうが、それだけ早く次の段階に進む
→「いちばんいけないのは、何もやらないこと」オリックス会長宮内義彦氏
→「有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする」イギリスの劇作家バーナード・ショー

 

・相手のためになる行動をする
→相手が必要としている情報にできるだけ応える

 

・人は、「自分と違う」存在
→「部下が同じ人間だと思い込んだ瞬間、上司のストレスは始まる」人材開発コーチ 藤崎雄三
→人は自分と同じでない
→そういう冷静さを保つことがわ「相手の立場にもなれる」という余裕を生む

 

*アタマとカラダの切り替えが「早い」人は、人を安心させる

・うまくいかないときこそ、前向きになる
→人は「ダメだ」と思ったときから「ダメ」になる
→「失敗とは一つの教訓にほかならないし、好転する第一歩だ」アメリカの雄弁家・フィリップ

 

・気分転換のうまい人になる
→同じことを長く続けていると、能率が下がる
→仕事の時間を上手に切り上げること
→「時間の使い方がもっとも下手な者が、まずその短さについて苦情を言う」フランスのモラリスト・ブリュイエール

 

・言い訳をしない
→言い訳とは「正当性」を主張しようとする行い
→それを続けれると頭が固くなり、違う発想や行動に切り替えることができなくなる

 

・クレームはアイデアの宝庫
→商品やサービスにクレームがつくときは、そこに付け加えなくてはならないものが、まだまだあるいうこと
→クレーム=文句=謝罪から、
クレーム=ヒント=感謝=チャンス、
という方程式に切り替える

 

・頑張るばかりが能じゃない
→「ここを頑張ろう、あそこを頑張ろうとするのではなく、この頑張りと、あそこの頑張りはいらないと見直すことも必要」作詞家・秋元康

 

・長期的視野を常にもつ
→自分なりの目標を持っていたり、それを周囲の人たちに話していたりすると、その目標を実現するのに都合のいいような情報や、いい条件の仕事に出会う確率が高くなる
→突然そういうものが舞い込んできたりする
→偶然は準備のできていない人を助けない

 

・質問力を高める
→学校では「質問できる生徒が優秀だ」と評価され、社会では、「質問する人が優秀になる」

 

・一番先に手を挙げる
→責任をもって動かなかったことは、結果としてあまり身につかない
→「同じ給料ならなるべく仕事が少ないほうがいいや」では、どこまでいっても期待されたり、信頼される仕事ができるようにならない

 

・予習より復習
→復習することは、そのたびに学んだことを再確認するだけではなく、仕事や人生上の自分の経験がプラスされることによって学んだことが、より深いものとして自分の中によみがえってくる
→これまで学んだことを学び直してみる(復習する)ことによっても、新たな発見をすることができる

 

・自分を支えてくれるものを持つ
→ある事柄について専門家になるか、特技をもつこと
→人生においては、人に勝つより、自分に勝つことのほうが難しい
→自分との戦いに勝った結果として、自分自身を支えてくれる知識なり知恵なり技量が身につく

 

・教えられることは教える
→「教えることは二度学ぶことである」フランスのモラリスト・ジュベール
→教えるということで身につくものを整理すると、自分の知識が正確になり、表現力が豊かになる

 

・仕事にあった生活スタイルにする
→「具体的に行動を変えない限り、決意だけでは何も変わらない」大前アンドアソシエーツ代表・大前研一氏
→人間が変わる方法は、時間配分を変える、住む場所を変える、付き合う人を変える、の三つである

 

*自分のやる気に火をつけるのが「早い」人は、人に応援される

・自分を信じる
→「才能とは、自分自身の力を信じることだ」ロシア作家・ゴーリキー
→「自信は成功の第一の秘訣である」アメリカの詩人・エマーソン

 

・チャレンジ
→チャレンジする人の、真摯で真面目な努力や勇気に、人は好意を抱いたり、応援したくなる

 

・与えられるより、与える人になる
→「自分を励ます最上の方法、それは誰かを励まそうと努力すること」アメリカの小説家・マーク・トウェイン
→「他人のために尽くすことによって、自己の力を量ることができる」ノルウェーの劇作家・イプセン
→他人や社会にどれだけ尽くすことができるかが、その人の存在価値を示すものになる

 

・自分のために働く
→病気になってはじめて健康のありがたさがわかる
→仕事も同じで、失業や就職先ぐないという現実を前にすると、今さらのように、仕事というものが重要とわかる
→「仕事は退屈と悪意と貧乏を遠ざける」フランスの作家・アンドレ・モーロア

 

*先を読むのが「早い」人は人生すべてうまくいく

・「先をはやく読める人」が成功する
→人はあらかじめわかっていない事態に直面すると、どう対応したらいいかわからず、気持ちが動揺したりする
→反面、あらかじめわかっていることに対しては、余裕をもって対応することができる

 

・失敗は「想定内」と考える
→予想というのは、なかなか当たらない
→「ある瞬間、これしかない、という決定をしても、時間の経過とともにそれは最善の選択ではなくなる」工学院大学教授・畑村洋太郎氏
→絶対に的中するということはないを前提にする
→失敗から学び、外れた原因を究明する

 

・最善の手順と、最高の集中力が先見力を作る
→「過去ではなく、未来を選べ」
→「問題ではなく、機会に焦点をあてよ」
→「横並びではなく、独自の方向を決めよ」
→「無難で容易なものではなく、変革をもたらすものに照準を高くして合わせよ」
アメリカの経営学者・ピーター・ドラッカー

 

読書感想

今までを振り返ると、相手の要望に早く行動できたときの相手の反応ってスゴく良かったなぁと思い出されます。

 

連絡をスグにしたとき、
課題をスグに提出したとき、
勧められた本をスグに買ったとき、
勧めれられ行動をスグに実践したとき、
などなど。

 

シンプルに考えて、自分が人に何かお願いや指示、お勧めしたときに、相手がスグやってくれたら嬉しいのだから、自分も相手のためにスグやる、は自然なことですよね!

 

ただ、毎回すべてはそれをできていない自分がいます。

 

特に会社では、提出物がぶっちぎりに遅いです…

 

本書を読んで行動に落とし込むことは、今後、提出物をスグに出すこと、具体的には締め切りの3日前には提出するようにします!

 

また本書では、名言がかくテーマごとに散りばめられていて、著者の言葉と名言とのコラボでとても内容が入りやすかったです。

 

こういう伝え方もあるのだなと、とても勉強になった本でした

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