どうやったら良い習慣が身につくかは自分の基準次第!
2016/11/27
今回ご紹介する本は「一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出す自己管理~」で、自称、自己管理マニアで29歳にして9社を経営している天才肌の起業家、小川晋平さんと、シチズンで33歳でグループ約130社の現役最年少役員に抜擢された経験を持つ俣野成敏さんのお二人が、一流の会社員が身につけておきたい習慣について、意見をぶつけ合いながら作り上げた著書となっております。
両人とも、とにかく行動に対しての考えが徹底していて、どうすれば成果がでるかという基準をハッキリさせて行動を決めるという、常識や周りに流されない芯がブレない思考、行動習慣が著書を通じてよく伝わってきました。
著者はビジネス書はいいとこどりをすればいい、と語っておりました。
こちらのまとめも、いいと思ったところだけ、いいとこどりをしてくだされば嬉しく思います!
「一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出す自己管理~」で著者が最も伝えたいこと
・人生は思い通りにはいかないが、いつからだって変えることができる
・習慣を変えることは、当たり前を見直す作業、当たり前を疑うこと
・自己管理とは大きな目標を実現するために悪い習慣をやめて良い習慣を取り入れること
・行動は成果がでるかどうかを基準にして選択と判断をすること
・現状を脱して、成長したいなら、体験を積み重ねるしかない
・体験が増えると、ある日、自分の中の基準が変わる瞬間がくる
・昨日より今日の自分を好きになる努力は欠かさないこと
どうやったら良い習慣が身につくかは自分の基準次第!「一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出す自己管理~」 の読書まとめ
一流と二流を分ける「朝の習慣」
・早起きは、早起きする理由があってこそ
→著者は朝活で人と会うことを理由に残業続きの夜型から朝4時に切り替えられた
・自分が成し遂げたい何かがあるなら、明日から朝4時起きを1週間続ける理由を作ること
・自己管理の対象としてフォーカスすべきは「やりたくないけど成果が出る」領域
→成果を出すことを最優先して物事を決めていけば、少なくとも自分の好き嫌いだけで物事を判断しないようになる
・4時に起きて朝に集中タイムを確保するのは、絶対に邪魔をされない自分だけの時間を確保するため
仕事が最速で動く「昼の習慣」
・自分とのアポを入れる
→スケジュールが埋まるばかりで自分の時間が確保できない環境にいるなら、自分とのアポを入れる
スケジューラーに「16〜17時、俺」と書いてしまうこと
・ムダを見極め徹底的に排除する
→自由な時間を増やす唯一の手段は、無駄を省くこと
→サラリーマンで一番惜しいのは、見る人が見れば絶対にムダだと断言できることでも、張本人が良かれと思って一生懸命やってしまうこと
→組織の仕組みにムダが組み込まれていると、そのムダに気づきづらくなるから
・3つ以上のことを考えると 人の脳はオーバーフローする
→フェースブックのマークザッカーバーグ氏がいつも同じ服を着ているのは、服を選ぶという考えることを省いているため
→脳には必要な大事なことに対して働いてもらうために、ささいなことはメモを活用して一時的に忘れさせること
・やる気スイッチが入った瞬間を見逃さないで、すぐにアクションを起こせば、成果が期待できる
→人のやる気は5秒で消える
→一瞬のやる気を5秒以内に確実に行動へうつすことが大事
・サボるときは本気でサボる
→今、自分がやっていることに「どれだけ集中できるのか」がポイント
→成果はかける時間ではなく、集中度で決まる
・昼休みは人が出払って電話も減るので、朝に続く第2の集中タイムになる
・いかに早く帰るかを考える
→選択と集中を徹底する
→目標と自分の現状を整理して、「やらないこと」を決めていくだけで劇的に時間配分は変わる
人脈と可能性を拡げる「夜の習慣」
・ビジネス交流のメリットは自分より優秀な人や知らない世界の人と接することで刺激を受け、経験値があがり、視野が広がること
→名刺を100枚配るより、魅力的な一人を見つけて話し込んだほうが、はるかに価値が高い
→交流会では何かを得て帰ろうという考え方は捨てる
交流の基本は先出し
いかに貰うではなく、いかに与えられるか
→人脈よ基本は相手に役立てることを見つけることである
・一日の設計は睡眠時間から立てる
→睡眠は集中力の源
→一日の設計は睡眠時間からしていくことが当たり前
→早起きするには起き方はあまり重要ではなく、寝方の方がはるかに重要だということ
→そのためにテレビ、スマホ、ネットサーフィンなどを遮断する工夫をする
→寝不足は人生の残業である
脳と体のキレを上げる「毎日の習慣」
・人が何か判断を下すときに必要になるのは基準
・認識のズレを知り熟成度を高める
→自分ではこう過ごすつもりという予定と、実際はこうだったという結果のズレが生活のリズムや仕事の仕方を狂わせ、「こんなはずじゃなかったのに」につながる
→まずは自分の使っている時間を把握することから始める
・スマホを使わない時間を決める
→スマホを使い倒すは一流
→スマホに振り回されるは三流
・情報を持っているだけで強いという発想は時代遅れ
→情報入手は、グーグルアラートなどで情報が「くる」状態にしておくこと
→情報の収集と管理は徹底的に効率化する
・感情は解釈次第でいくらでも変わる
→反射は避けられないが、判断は変えられる
・自己管理は治療より予防を優先
→自分のコンディションを維持するのは車体整備のようなもの
→人間にとってコンディションの土台はなすのは、「休める」「食べる」「動かす」の3要素だけ
→点検(予防)は低コストで低負担
→修理(治療)は高コストで高負担
成長を加速させる「毎週・毎月の習慣」
・毎週、振り返りと課題の整理を行う
→振り返りの目的は、目標に向かっての成長を実感することで、さらに成長を加速させるもの
・必ず進捗させるプロジェクトを持つ
→自分にとって重要だと思われることの中から、なるべくゴールの期限が区切れて、結果が指標として表れるものを選ぶ
・支出配分は戦略的に決める
→お金を払った結果、何をどれだけ得られるか?
作業に対して、時給以上の価値を自分にもたらすのか?
を問いかける
→そうすれば、「やるべきこと」「やらなくていいこと」が見えてくる
・自分に自己投資
→お金がないときに最高の利回りを生む可能性を秘めている投資対象は、自分自身
→著者は一時期、手取り23万のうち、15万を本や経験への自己投資をしていた
→自分に伸びしろがあると思えるなら、リスクを取れる範囲で積極的に自己投資をすること
・1000冊の本を読む
→ビジネス書を何冊か読んで最初から最後まで斬新な内容だと思ったら、自分の読書量はまだまだ足りないと思うこと
→「なーんだ、書いてあること同じじゃん」と理解したとき、本質に近づけた裏付け
→本質に辿り着くことができて初めてその本は自分の血肉となる
・つまらない映画は15分で帰る
→15分見てつまらない映画だと判断したら、途中退席する
→本も同じ、50ページ見てつまらなかったら、読むのをやめる
→もったない思考がもったいない
視座を高める「毎年の習慣」
・20年先までカレンダーに予定を入れておく
→スケジューリングの基本は大切なことら先に入れること
→先に入れるから、それを実現するための行動が伴ってくる
→スケジューリングに「早すぎる」はない
・毎年必ず「資産の棚卸」をする
→ビジネスにおける成功の指数とは、資産である
→働く会社の知名度でも、自分の肩書きでも、フェースブックの友達の数でもない
→自分の市場価値を知ること
→年に1回、転職エージェントに登録してみて、自分の価値を市場で確認してみる
→1年経過して、市場価値が同じだったら、事実上、自分の価値が下がったということ
・師匠を持つ
→自分の足りないことを指摘してもらい、さらに成功者の経験や知識を分け与えてもらうこと
→積み上げたことを捨てる場面も多々あるが、我流で身につけた変な型であれば捨てるに限る
→師匠を見つけて自分を壊し、成長し、実体験での学びの総決算をする
→このサイクルが完結したとき、自分の当たり前は確実に変化している
読書感想
本を読み終えてみて、選択や決断には「基準」も持つことが大事だということを強く感じました。
自分のしている一つ一つのことに、どれだけの価値があるのかを少し振り返るかだけでも、その後の自分の行動の基準が変わってくるのだと思います。
著者小川さんの、つまらないと思ったら映画を15分で切り上げる、という行動力には驚きました。
そこまでやるか?、というところをズバッとやる行動力が成功する人の一つの特徴なのかなと思います。
トコトン成果にこだわって、行動する基準を「成果」がでるか、でないかに絞った意識、視点は是非日常に生かしていきたいと思います!