感情をコントロールしてやる気をだす方法!
2016/11/27
今回ご紹介するのは池田貴将さん著の、「動きたくて眠れなくなる」という、とてもインパクトのある表紙とタイトルの本です。
タイトルに惹かれて即買いしてしまいました。
眠れなくなるほど夢中になれるのかなぁと思い手にした本です。
本書は感情にフォーカスした内容で、著者はどんな物事も捉え方を変えるだけで、見える景色や行動が変わるんだということを、わかりやすい表現、言葉で伝えておられました!
「動きたくて眠れなくなる」で著者が最も伝えたいこと
・人は感情の生き物
・行動に移せるかどうかは、そのときの感情次第
・自分の行動は、すべて「感情」に支配されている
・感情は自分の意思でコントロールできる
・感情は、あなたが願っている場所へたどりつけるように見守り、助けてくれる最高のパートナーである
感情をコントロールしてやる気をだす方法!「動きたくて眠れなくなる」 の読書まとめ
著者が29の項目に分けた感情のテーマから、自分に引っかかったところを拾ってまとめました。
各項目のタイトルすべてがカナになっているユニークなタイトル表現方法になっております(^^)
*レシピ*
〜結果を作っている手順〜
→人生は、毎瞬、毎瞬の小さな「決断」の積み重ねによって作られている
→決断→行動→結果
→「行動力のある人」とは、「行動する感情の状態を作りやすい」人である
→それらの感情は、意識の向け方、言葉の使い方、カラダの使い方で作ることができる
→動きたくなくなったときは、これら3つのうちいずれがを変えるみること
*フォーカス* 〜頭の中で見ているもの〜
→現実というとのは、万人共通のものではない
→同じニュースでも見た人によって反応が違う
→なぜなら、その人のやり方で、無数にある現実の中からほんの一部を切り取って見ているから
→自分の持っている能力のほとんどは、「自分が今意識を向けていること」のために使われている
→「自分にはどうしようもないこと」を意識すると「どうなるんだろう」と不安になる
→「自分がどうにかできること」を意識すると「これをやればいいんだ」という確信に変わる
→意識のクセを少し変えるだけで、同じことをしようとした時の感情が変わる
*ゲンゴカ* 〜ちゃんと言葉にする〜
→はっきりとした言葉によって、はじめて脳はちゃんと認識することができる
→明確な言葉に向かって、発想と力が引き寄せられる
→さらに言うと、のぞむ結果を出すために必要な知識や情報を、自分の意識が自動的に拾い集めてくれる
*キバクザイ* 〜ありえない目標〜
→目標の本当の価値は、「達成するため」にあるわけではなくて、「感情にスイッチを入れるため」にある
→目標を立てる→感情にスイッチが入る→動きたくて動く→結果が変わる→未来が変わる
→目標は、この流れを作るための道具であり、未来を変えるためでなく、今の自分を変えるための手段
→すぐにできることは、「自分にとって価値のある目標を増やすこと」である
*シツモン* 〜感情は質問で変わる〜
→思考のすべては「質問」をきっかけにはじまっている
→脳は検索エンジンのようかもので、質問を投げかけられると、答えを出すために動き出すようにできている
→思考とは質問と答えの繰り返し
→だから人は「質問していること」の専門家になる
→毎日「やらなければいけないことは何か?」という質問を繰り返すのと、「今日は、どんな1日にしたいか?」「今日、どうなっていたら幸せか?」という質問を繰り返すのとでは、結果に大きな差が生まれるのは当然である
*サイクル* 〜大事なのは「できる」の量〜
→頭の中に「できない」という言葉が多い状態だと、現実から「なぜやらないのか」という理由をドンドン集めてしまう
→「なぜできるかと思うのか?」という質問をすること
→「できる理由」はただひたすら、数を増やせばいい
→その数がある一定を超えると、思い込みが変わる
→すると自分から引き出される力が大きくなり、いつの間にかやることの方が当たり前になってくる
*サホウ* 〜からだの使い方〜
→いいことがあれば、嬉しい気持ちなるし、笑顔になったり、姿勢が良くなったりする
→それが自然だし、当たり前の反応だと多くの人は考えている
→ところがプロの世界で一流と言われている人たちは、逆の順番で考えていることが多い
→ポジティブなからだの使い方をすると、ポジティブな感情が生まれ、ポジティブな出来事が起きるようになる考え方
→こういう風なからだを使えばこういう風に感情が変わる、というパターンをいくつも知っている
→成功している人に姿勢が悪い人や、動きの小さな人はほとんどいない
→それは成功しているから姿勢がいいのではなく、姿勢が良くなることでポジティブな出来事が起こる可能性を高めているから
*ショリ*〜問題のあつかい方〜
→どんな人でも大なり小なり問題を抱えている
→本当の問題は問題の「そのもの」ではない
→いろんなことが問題に「見えている」、問題に「聞こえている」、問題に「感じられている」ことが問題
→脳は最先端のコンピューターより答えを出すのが早い
→「どうしようもない」と言えば即座にどうしようもない現実を、「どうしたらうまくいくんだろう?」と聞けば即座にうまくいくための方法を見せてくれる
*ゴイ*〜言葉のボックス〜
→言葉は感情を引っ張ってくる
→使っている言葉の繰り返しが感情を左右する
→だから普段からの言葉使いを意識することが大事になる
→「疲れた」という出来事が問題なのではなく、「疲れた」という言葉でしか表現できないことが問題になる
→マイナスに状況のときは、マイナスな表現から中々抜け出せない
→だからマイナスな状況になる前に、どんな言葉を選択するのか、言葉の選択肢をたくさん持っておくこと
→やらなきゃいけないこと→やるつもりのこと
→面倒くさい→ステップが多い
→イライラする→エネルギーがたまる
など
→いつも明るい人は、ココロの中の言葉づかいが明るいのである
読書感想
本書はマイナスだと思われる出来事に対して、どんな質問を自分にしていけば良いか?、というのがよくまとまっていて、すぐに思考に取り入れたくなるものばかりでした(^^)
著者は最後に、「もし今日が最後の日だとわかっていたら、どんな風に1日を送るだろうか?」という自分への質問で人生が変わったと言っておられました。
目の前の締め切りを意識するのではなく、長い人生の終わりを意識する。
答えが見つかったときに本当にやりたい、やるべき行動が見つかるのだと感じました。
「もし今日が人生の最後の日だとわかっていたら、どんな風に1日を送るだろうか?」
毎朝自分に質問していきたいと思います。